九年庵

べっぷちゃん

2009年01月07日 13:16

佐賀、吉野ヶ里公園の帰り道、神埼町に在る、九年庵に寄りました。ここは、明治25年に佐賀の実業家、伊丹弥太郎が造った別荘で、明治33年 から9年の歳月をかけて庭園を築いた事が名前の由来だそうです。四季それぞれの美しさがあり、苔が絨毯のように拡がっています。秋の紅葉の時期にだけ9日間、一般公開されます。
今の時期は残念ですが、中には入れませんでした。
独身時代に足を運んで以来、久しぶりに訪れました。作庭者は久留米の誓行時住職、阿(ほとり)和尚が「自然のあるがままの姿で活かし、水の有るところ、水を使う」茶道の奥義を心として、庭木、庭石を一つ一つ吟味し、作庭したと言われています。 この和尚は、当時の九州では茶室や築庭の名人と言われていたようです。今年の紅葉の季節に、みんなと訪れようと思っています。
しとやかに翠緑